本とボールと地球のあいだ

ゆるく、こっそり、いまを生きるためのブログ

■キウイ農園生活Ⅱ 草刈り&収穫

昨日は、晴天でした。

気温は22〜26度と暖かい。青空がきれいでした。キウイもたくさんなっています。

 

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初日の午前中は、草刈りをしました。

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初めて使う草刈り機。なかなか慣れるまでは腰も痛くなり、力もいります。何度も蜘蛛の巣に引っかかり、草まみれになりながら、休憩を挟んで3〜4時間ほど刈り続けました。

初めはしんどかったですが、徐々に慣れてくると、木のギリギリまで頑張ったり、細かいところまで刈っていったり楽しみながら作業しました。

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背の高い草花で歩けなかったところが何もない空間になっていくのは爽快です。

つい最近読んだ村上春樹の短編集の「最後の午後の芝生」を思い出したり、頭の中でいろんなことを考えながら作業しました。

「最後の午後の芝生」というタイトルだったかは、定かではないけど、たしかその短編小説は、芝刈りのバイトをする学生の話だった。その主人公は別にお金はあるけど、好きで芝刈りのバイトをしていた。なんとなく気持ちがわかった。

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午後からは、収穫と選定を行いました。なかなかこれも大変な作業です。考えてみると、スーパーやコンビニでなんでも出来上がったものが手に入る今の時代、作物を育てる農業の体験はとても貴重なものかもしれません。

パートで働かれているおばちゃん達と、職業体験で来ていた中学生2人と収穫用のカバンを背負ってせっせとキウイの実を収穫していきました。背が高いので、低い場所の実を採るのは腰にきます。

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この日は、このコンテナに40箱ほど。一人あたり軽く1000個以上は採った気がします。

途中、キウイの下でお茶休憩も挟みました。おばちゃん達の会話はおもしろい。

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持ち寄ったお菓子が湿気ているという事実だけでも、ちゃんと話しが広がる。わけがわからなく興味もないPPAPも、おばちゃん(60歳くらいかな) が「ペンパイナッポーアッポーペン♩」と歌うのは微笑ましい。意味のないことも流行はどこかの誰かに楽しまれている。

 

採ったキウイはトラクターで運び冷蔵庫へ。(品種にもよるが、キウイはすぐ食べれるのではなく、追熟といって、とった後も熟成期間がいる。7〜10日ほど冷蔵庫へ保管する。)

そして、昨日とっていた他のキウイたちを選定していきます。

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重さ、大きさで分け、さらに一つ一つ手で傷があるものや柔らかすぎるもの腐ったものを除ける。

隣で作業するおばちゃんと「どこからきたの?」から始まる会話をしながら、1〜2時間キウイを触り続けた。人に出会うと自分を説明する必要がある。だから、知らない場所で知らない人に出会うのは、自分や地元ついて考えるきっかけになる。僕は愛媛について、みかんと道後温泉以外に、よく知っているだろうかと考えた。

そんな感じで1日目が過ぎた。やっぱりパソコンの前でずっと座ったり、よく知らないモノを営業するより、こうして身体を動かす仕事はなんか充実してて、前向きな気持ちになれる。

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