『世界からボクが消えたなら』キャベツの言葉。
いつも不思議に思うんだ。どうして人間は、自分で勝手に決めたきまりにしばられて、それを「苦しい」とか「辛い」とか言ってるんだろうって。朝は何時に起きなきゃいけない。一週間のうち五日間は決まった場所にお勤めに行かなきゃいけない。自分の都合で休んだりしちゃいけない。
食べたいものを好きに食べちゃいけないっていうのも妙な話だと思う。お腹が空いてもそれが決められた食事の時間じゃないと行儀が悪いと言う。肉ばっかり食べちゃいけないバランスよく野菜も食べなきゃいけない。過食はいけない。小食すぎるのもダメ。運動もしなきゃたくさん歩かなきゃ。太りすぎはダメ。痩せすぎもダメ。毎日決まった時間に眠らなきゃいけない。健全でつつがない人生を送るためには、これらたくさんの"自分で勝手につくったきまり"を守らなきゃいけない。挙げ句それを「ストレスだ」とか言ってる。
だったら守らなきゃいいじゃないかと思う。会社に行くのなんてやめて、好きなものを好きなときに食べて、好きなときに好きな人に会いに行けばいい。人間はなぜか、「そんなことできない」と思い込んでいる。すぐ身近に猫という実践者がいるというのに、まるでそれが見えていないみたいだ。
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■LINE@いま、ここ。
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※本の中からキャベツの言葉をそのまま引用しました。