【小説おすすめ】読書が苦手だったぼくが読めた小説家5人を紹介します。
昨年2016年は、たぶん、これまでの人生でいちばん小説を読んだ年だったと思います。
パソコンやペン、そして頭と手だけで物語を生み出す小説家は、ぼくがいちばん尊敬する職業でもあります。
「物語を描ける」って、すごい。
子どもの頃は全くと言っていいほど小説は読めなかったので、読書家を気取るつもりはないのですが、、ぼくの経験の範囲で、凄いなと思う作家さんを紹介してみます。
今でも、長編の小説となると、やはり気が重くなり途中でやめることが多かったのですが、それでも物語の中に引き込まれ、スラスラ読み終えてしまったものばかりです。
■村上春樹
定番の。ですね。
文体が回りくどく、嫌いな方も多いみたいですが、ぼくは好きです。
中でも、短編集が好き。
長編となると、途中で続かなくなってしまうことが多いので、日をまたぐことなくサクッと読める短編集が好きです。
おすすめはこちら↓
「女のいない男たち」文庫版も出たみたいです。
実は、村上春樹をおすすめしときながら、「1Q84」も「海辺のカフカ」も読んでません。。
小説ではないのですが、いちばん面白かったのは彼のエッセイ「職業としての小説家」です。小説に対する姿勢など、意外な面がたくさんあります。
こちらも文庫版出てます。
ぼくは、もちろん物語自体も楽しめるのですが、それ以上に「これ書いた人はどんな人なんだ?」というほうがどうしても気になるタイプの人間なので、とても面白かったです。
■中村文則
2016年、いちばん読んだかもしれないです。
「教団X」「掏摸」「何もかも憂鬱な夜に」などなど、、
こちらでも紹介したので、割愛。↓
確か「火花」が話題になったあと、又吉さんが「教団X」を紹介してて、手にとってみました。これは、少し時間かかるけど、読んでほしい一冊。
■住野よる
デビュー作「君の膵臓をたべたい」が話題となり、読んだのがちょうど一年前でした。
それから、2つの新作「また、同じ夢を見ていた」「よるのばけもの」も、発売後すぐに購入して読みました。
小説の苦手な方にも、読みやすいと思います。どの作品も、とにかく泣ける。こころ揺さぶられます。
最新作はこちら↓
とにかく初めから読みやすく、こんな文体で書けたら楽しいだろうなと思う作家さんです。読書が苦手な人にもおすすめ。
■川村元気
この人は天才だと思います。
「世界から猫が消えたなら」で有名になりました。ぼくの好きな本でもあり、他の作品も読みましたが、やっぱりイチオシはこの本です。
本だけでなく「君の名は」など、昨年話題になった映画の多くに関わっているプロデューサーでもあります。
ほんとすごい。
最新作はこちら↓
いちばん最近読んだ小説
つい、最近、帯を見て「読みたい!」と思い、買いました。
帯で中村文則さんが
「この小説は、この世界に絶対に存在しなくてはいけない」
というくらいだから、すごい期待して読んだんですが、期待以上でした。
シリア出身、養子として日本人の母とアメリカ人の父をもつ主人公「アイ」の物語。
イラク出身、大阪育ちの西加奈子さんだからこそ書ける物語だと思いました。
だいたい新書は、買って読んですぐ売ってしまうのですが、手元に置いておきたいと思った数少ない小説のひとつです。
現代を生きる日本人が読むべき本だと思いました。
ぜひ、一読を。
今年も読んでよかったなと思う本は、記録しておこうと思います。
公式LINE@やってます。