「手段価値」と「目的価値」の2種類を覚えておこうと思う。
僕たちは、何かを追い求めることに夢中になるけど、「自分がなにを大切にして生きていきたいか」をあまり考えない。
それは、小さい頃から「欲しいものを手に入れると、幸せになれる」そして、「幸せになることが大切だ」と教えられてきたからだと思う。
価値観は「手段価値」と「目的価値」の2種類ある。
実際に欲しいものを手に入れても、幸せになるかどうかは、自分の価値観、感じ方次第です。
価値観には「手段価値」と「目的価値」があるそうです。なにか行動に移す前に、この2つを意識するといいかと思います。
手段価値
多くの人が欲しいと思っているものは、お金、時間、旅行、いい家、いい車、恋人、結婚相手、友達、、などだと思います。
僕はいま、iPhone新しいのが欲しいのですが、最新の電化製品とか、服、時計なんかもそうですね。
↑↑こういったものは、すべて「手段価値」です。
つまり、それらを手に入れても、本当に望んでいるものが得られるかはわからないもの。
目的価値
世界には、宝くじに当選しても、豪邸に住んでいても不幸になる人もいれば、お金がなくても幸せに溢れている人もいる。
僕たちが本当に望んでいるものは、ほんとうは、「モノ」でも「経験」でもなく、「感情」です。
だから、外側を見れば幸せそうでも、実は絶望している人もいる。
お金が欲しいのではなく、
その先の「安心感」がほしい。
旅行に行きたいのではなく、
そこで得られる「ワクワク感」がほしい。
モノが欲しいのではなく、
それを得ることで「ストレスから解放されたい」のです。「ステータスが欲しい」のです。
そういった、手に入れたい感情が「目的価値」です。
そして、目的価値に意識を向けると選択肢が増えるのです。
たとえば、安心やワクワク、充実感を得るための方法は、お金以外にも無数にある。そして、それらはお金を得るより簡単であると気づくことができるのです。
ほんとうに手に入れたいものは何か?
僕は、何か行動を起こすときに、「ほんとうに大切にしたいことは何か?」考えるようにしています。
つまり、「目的価値」のほうですね。
もちろん、いつもいつもではありませんが、「どうすればその感情が得られるのか?」と考えるといいと思います。
そうすれば、行き詰まっているとき、手段はいくらでもあることに気づくことができます。
僕たちにとっては、見えるものだけが世界。
僕たちは、わかりやすいものを追い求めてしまいます。
自分の顔も鏡を見ないとわからない。相手の気持ちも自分の気持ちも目に見えない。
だから、どうしても「手段価値」を追い求めてしまいがちです。
友達や恋人などの人間関係も、言ってしまえば手段価値の一つです。
恋人を持つことで「充実している」「共感してもらえる」などの感情を得られますが、そういった目的がわからずに、やみくもに「恋人ほしい!」「友達ほしい!」となっていないでしょうか?
僕は、「仕事と私どっちが大事なの?」とか彼女に言われても、困ります。どちらも手段価値だから。
仕事で得られる「誇り」や「充実感」と、恋人と過ごす「安心感」や「楽しみ」は比べられるものではありません。
どちらも大切で、それを選べるのが自分の本当の価値観だと思います。どちらも得る方法だってあるでしょう。人それぞれです。
どうすればその「感情」は得られるか?
先にも言いましたが、
ほんとうに大切にしたいものは何か?
どうすればその感情が得られるか?
そう考えると、手段はたくさん見えてくるのです。「あ、何があっても大丈夫だな」って思うことができるのです。