■「欲望」の貧困。
やりたいことは?
欲しいものは?
って聞かれて、すぐに答えられないことってあると思います。
欲望を持つことは、ほんとうは難しいんだと思う。
現状に不満があったり、「もっとお金があったら」「時間があったら」って思うこともあるかもしれないけど、、
実は、それがほんとうにやりたいこと、ほしいものなのかっていうことはわからない。
「お金がほしい」という欲望はあっても、「そのお金で何がしたいか」がわからない。そんな人が多いのかもしれない。年末ジャンボの特設会場の行列を見て思った。
もちろんお金が入ったら、「美味しいものを食べたい」「好きな車買いたい」って思うかもしれない。
けど、給料が入ったら焼肉へっていう人も、ボーナスで車を買う人も、「それ以外に思いつくことができない」っていう欲望の貧困なのかもしれない。
よく小学生のなりたい職業ランキングみたいなものがあるけど、だいたいスポーツ選手とか聞いたことある職業になるわけです。(最近では、Youtuberとかもあるみたいだけど)
なんでも好きなもの食べていいよと言っても、焼肉寿司ハンバーグあたりになる。
小学生くらいだと、そもそも知らないことが多いわけです。経験の総量が絶対的に少ない。だから、そんな多様な「欲望」も生まれようがないのです。大人も同じなんじゃないかと思う。
いろいろと技術が発展して、インターネットで割となんでも調べて、なんでもできるようになって、いろんな消費の仕方があるけど、その前に「欲望」のいく先が「お金」で止まってしまうのはもったいない。
手に入れられるものやその方法を探すのは、学校教育でたくさん教わったわけですが、それは「すでにあるもの」を探す力です。
けど、インターネットでどこかに答えは落ちている今の時代。ほんとうに大切なのは、問題を発見したり、ない答えを出したり、今までなかった「欲望」を見つけて叶えていくことだと思う。